グラム染色研修会
グラム染色の基本を理解し、
実際に染めて、顕微鏡で見てみよう!
「聞いたことがある」から「やったことがある」へ
感染症診療、抗菌薬使用の際に、グラム染色は強力なツールになっています。また、グラム染色は細菌分類基準に用いられており、微生物学の理解においても基本的かつ重要な部分です。ただ、実際にやったことがある、という医療従事者は、検査技師以外は少ないのが現状です。
これはなぜでしょうか? 現実問題として、グラム染色実習を体験できる機会はほとんどありません。教える側にとって、手間とお金がかかることから(サンプル、設備の提供、講師の手配など)、実習を伴う研修会は参加費を高くせざるを得ません。
そこで本協議会では、グラム染色の重要性を認識する有志で、広い対象に向けて、気軽にグラム染色を体験でき、理解できる取り組みとして、グラム染色研修会を年に1回行っています。日本一(?)わかりやすいと評判の前橋赤十字病院の林俊誠先生はじめ、この分野に精通した医師・検査技師からの直接講義・指導を受けられる貴重な機会です。参加費は3000円、学生であれば無料(!)になっています。
看護師、薬剤師など医療従事者の方、学生、初期研修医、専攻医やベテラン医師まで、馴染みがないと思っても百聞は一見にしかず。グラム染色の本質的な理解、試験対策、臨床での実践などなど、みなさんそれぞれの目的のために、この機会をぜひお役立てください。
参加者の声
(2023年度アンケート結果より)
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自分のような初学者にも馴染みやすくありがたかったです。
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グラム染色に対する解像度が上がった気がします!
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特別講義のおかげで初めてでもグラム染色した細菌を見分けるポイントをつかむことができ、その後の顕微鏡実習に役立ちました。
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感染症診療において、グラム染色がこれほどまでに有用であると感じたことだけでも、学生のうちに参加できた意味があると思いました。その奥深さにも触れることができ、大変貴重な経験となりました。
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スタッフの方からは菌の見え方や、検体の特性などを丁寧に教えていただき、プラスアルファな話題を聞くことができ非常に良かったです。
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スタッフの方が丁寧に教えてくださり、自分で染色した検体も顕微鏡で見ることが出来て、感動しました。
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その手順は知っているものの実際に自分の手で行う機会はあまりなかったので、1から丁寧に実習をすることができたことは大変貴重でした。